塾生”ひょっとこ”の活動レポート
Yaシガニィ”と
焚き火塾
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June 5, 2001. 部活のトップへ
  バンザイビーチエントリーを無事終了し、くたびれたどころか、かえって元気はつらつとなってしまった我々は、機材を片付けると、早速火熾しの準備に取り掛かりました。
  道具は私が日本から持ってきたボウアンドアロー。塾長が作った物の市販版です。私は日本でもあちこちで火を熾しており、この手の道具はいろいろ持ってます。ただ、ボウアンドアローは塾長のご指摘どおり、回転速度と重量、モーメントの関係が難しく、自主製作するときのサンプルとして持っていたものをオーシャンクラブに持ち込みましたので、実績はあります。
  この弓と矢は、焚き火塾の備品としてクラブハウスに置いてあります。みなさんも『点火一発!』に挑戦してみませんか。
  矢の部分の先端は取り外せるようになっています。摩擦で減ってしまったものを取り替えられるようにしてある訳です。これが擦れて温度が上がり、擦れ落ちた粉が火種となります。火種を作るための板には弓が外れ難くなるように、端っこ付近に丸く中りをつけ、粉が落ちやすいように鍵穴状にV字にカットしておきます。
  セットした弓をタイミングよく上下させ、徐々に矢の回転速度を上げていきます。このスピードが温度を上げる鍵となるのでくたびれても我慢してびゅんびゅんやります。
  しばらくやってると煙が出てきます。火種の板と矢がお互いに擦れて削り取れてきます。板に焦げ色に空いた穴の端からV字に火種がこぼれ落ちていきます。この火種をフーフーやりながら大事に熾してゆき、燃えやすい物に引火させるわけです。
  しかし実際やると、火種までは出来るのですが、引火させるのが難しく、綿や紙や木屑を使って頑張りましたが、とうとう引火に至る前に私の方が燃え尽きてしまって、断念しました。
  今後の課題は「引火」です。そんなわけで、とりあえず火をつけないと夕食にありつけないので、もうひとつの道具を引っ張り出しました。
  これは5センチ×2センチ×5ミリくらいのマグネシウムの平板で、片側に直径4ミリ程度の火打石の細い棒がセットされているものです。たぶん軍で使っているものだと思います。紙の上にマグネシウムをナイフで削り取り、少量のマグネシウム粉の塊を作ります。その上方で、削り取るために使ったナイフと火打石を擦り合わせるとシュッという音とともに火花が散り、マグネシウムに引火します。後はほっといても下に敷いた紙にあっという間に引火して、めでたくBBQと相成りました。
  マグネシウム着火の様子をムービーでご覧いただけます。Quick Time Movieで、約1.8MBあります。ダウンロードに時間がかかることを覚悟して、下の写真をクリックしてください。
着火の模様、QuickTime Movie

Player は、こちらからゲット
  その日の夕食(ゆうげ)は、カシラ、女将さん、かいくん、中ちゃん、神様、私、そしてやっと慣れてくれたサブと一緒にとても楽しく美味しくいただけまた。BBQが引けるころ、満月を明日に控えた空が小雨に変わり、中ちゃんが帰っていきました。

  しばらくすると土砂降りの中を中ちゃんが戻ってきて「あのー、すぐそこにヤシガニがいるんだけど」とびしょびしょになりながら言うので、早速、カシラ、神様、私とで、機材を入れる緑色のでかいポリバケツと熊手を持って飛んでいきました。
  すると中ちゃんの言うとおり、車で数秒行ったところの芝生にでかいやつがいるではありませんか。早速カシラと私でびしょびしょになりながらバケツに掻き入れ、持って帰りました。(神様は写真係り)
  バケツの中のヤシガニは思ったよりも大きく、ど迫力でした。私はそのヤシガニを「シガニー」と名づけました。
  カシラは「とりあえず2〜3日飼ってみる」といってましたが、次の日の午前中、我々3人はなぜかシガニーと格闘し、最後は神様がステンレスの棒で「必殺仕掛け人」よろしく、つぼを一撃、シガニーはあえなく美味しいお昼ご飯となってしまいました。シガニーは北島の味がしました。めでたしめでたし。
執筆:ひょっとこ  写真:神さま